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2020.11.07待つ心

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「人間、そう簡単には変わらない」
この言葉よく聞く言葉だと思います。

確かに、昨日までしかめっ面していた人が、今日から急に満面の笑みを浮かべて近づいてきたら… 
やっぱり、どこかに違和感がありますね。

もちろん、突然変わることもあります。
人の話を聞いて感動したとか、
自分の不甲斐なさを感じて一念発起したとか、
そういったきっかけがあって、急に変わることもあると思います。

でも、人とはなかなか変わらないもの、一般的にはそういうことができるのかな、そう思います。

これは勉強においても言えることだと思います。
昨日まで苦手と言っていた教科が、今日から突然できるようになる、
ということが、無いとは言えませんが、なかなか無いのが現状です。

これまでに身についてしまった「苦手」「嫌い」「やりたくない」を払しょくするのには、どうしても時間がかかるものです。

苦手や嫌いな科目は、知識でもイメージでもマイナス面があります。
例えるならば地面に大きな穴が開いているようなもの。
まずそこに少しずつ、「知識」や「やればできる」というプラスの面を入れていって、大きくあいた穴をふさぐことから始めなくてはなりません。
実はこれに膨大な時間がかかります。
ただ、いったん埋まってしまえば、あとは上に伸びていくだけなので、成果としても見え始め、本人も周りの人も安心ができるようになります。



問題は、この穴が埋まるまでを本人も周りも待つことができるか、ということです。

今は時代の流れが急な時です。
コロナ禍の影響もあり、時代の流れがいつになく勢いを増していると思います。
そんな時だからこそ、成果を急ぎたいところですが、
「苦手」や「嫌い」、「やりたくない」を克服するにはどうしても時間がかかります。
でも、待ち続けていれば、結果が出てくることも確かです。

当塾の生徒さんも、
「数学が苦手」と言って、平均点に満たないレベルで塾に来た生徒さんが、
今や満点をうかがう位置にまで上がってきた、という例は、たくさんあります。
もちろん本人の努力が実を結んだわけですが、
そこまで待つことのできた本人の強い心と周りの方の暖かい見守り、
これが大きかったように思います。

先日の講師のミーティングでも、このようなお話をしました。
講師としてもどうしても成果を出してあげたい、その気持ちは痛いほどよく分かります。そして、それこそが塾の使命でもあります。

でも、そのことを焦るばかりに成果だけを期待してしまっては、生徒さん自身も講師自身も苦しくなるばかりだと思います。

勢いよく階段を駆け上がるようにいきたいところですが、
周りもグッとそれをこらえて、一歩ずつ帆走してあげるような、そんな気持ちで、
生徒さんが苦手や嫌いの大穴から抜け出すその日まで、
「待つ心」も大切なのではないか、と思います。



ただ、ここは塾です。
ただ待つだけではいけないとも思います。
生徒の皆さんに少しでも早く穴から脱出してもらえるように、
いろんな刺激も用意しています。

ただ待つだけではなく、そういうことをもちろんしながらも、
その日が来るまで、
私たちはしっかりとサポートをしていきたいと思います。