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2021.03.11好感度がだだ下がり

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昨日の授業のこと。
新年度から中3になる生徒さんとの授業にて。

私(塾長)
「……ということで、1年後にはみんなも合格発表を迎えるわけだから、今年は、言わなきゃいけないことは、はっきりと言わせてもらうからね」
生徒(新中3)
「先生。そんなことしたら、先生の好感度が下がっちゃいますよ(笑)」
「いいんだよ、好感度なんて下がって。アイドルじゃないんだから。」
なんてやり取りがありました。 
私は受験生になる学年の皆さんには、現実をありのまま突きつけることも、ときにはしなくてはならないと思っています。
生徒さんにとっては耳の痛い話をたくさんすることになるので、
「あいつ、嫌なことばっかり言ってくる」
となって、確かに高感度はだだ下がり…かなと思います。
でも、例えば受かりそうもないのなら、受かりそうもない、と誰かがはっきり伝えなければ、
いい意味で生徒さんたちはネジを巻いて、自分の学習と向き合えない、そのようにも思います。
渋い顔をされようが、嫌がられようが、誰かが真実を伝えなければ、ことは先に進まないとも思います。

もちろん、そうなる前に、まずは信頼関係を築いておくことが大切です。でも、それが壊れることを恐れて何も言えないのでは、信頼関係を築いた意味もまたないように思います。
大人だって一人の人間です。
そりゃ、好感度が低いよりは高いほうがいいに決まっています。
でも、自分の好感度を気にするあまりに、子どもたちに本当に大切なことを伝えることができなかったら、
それは大人としては、特に先生と呼ばれる人にとしては、失格だと思います。
感情を顕にして怒るのではありません。
ただ淡々と伝えなくてはならない真実を伝えていくだけです。
でも、そんな私の言葉から、何かに気づき、何か一歩でも前へ進むきっかけになれば、それで良いのかなとも思います。
私の仕事は塾の先生です。
アイドルではないので、好感度を保つことが仕事ではありません。
皆さんを学習の面から導き、成績を上げるお手伝いをし、志望校合格へと導くことが私の仕事です。そこに好感度はいりません。
来年の今頃に
「めんどくさくて、キツイことばかり言う先生だったけど、先生の授業を受けられてよかったです。」
なんて言われるように、今年度も頑張ろうと思います。
……とは言ったものの、ちょっとは好感度上がらないかな〜(笑)