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2020.11.23正しく早く、根拠を持って

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学校には校訓や学習目標があると思いますが、実は当塾にも学習目標があります。
それは、「正しく早く、根拠を持って」というものです。
この学習目標、今から10年ぐらい前に決めたもので、教室に掲げてあるものは、当時の生徒さんの筆によるものです。

昨日の理社暗記マラソンを見ていて思ったのは、
今の皆さんには、この学習目標を意識していくことが大切だということです。

2時間の理社暗記マラソンの1時間目、皆さん真剣に取り組んでくれていました。
持ってくる答案用紙を見ると、正解も多いし、もちろん合格の領域ではあったのですが、何かもの足りないのです。
何が物足りなか、それはスピード感でした。

結果を出すときに大切なのは、正しく解けることがまずは第一ですが、
試験という限られた時間の中で成果を出すには、やはりスピード感が大切です。
どんなに正しく解けても、時間がオーバーしてしまうようであれば、
しっかりとした得点には結びつきません。
時間をかければできた、そういう人がたまにいますが、
スポーツの試合同様、
試験は決まった時間の中でできるかどうかを競うことに意味がある、
私はそのように思います。

かといって、早いだけで、正解にたどり着かないのでは意味がありません。
だからこそ、当塾は学習目標の出だしを「正しく早く」としています。



昨日の1時間目と2時間目の間に、
生徒の皆さんにそのようのお話をしてから様子を見ていたところ、
2時間目は明らかにスピードを意識した、そんな顔つきに変わっていました。
実際に答案用紙を持ってくるまでの時間も早くなり、
取り組めた問題の数も多くなったように思います。

もともと正確にできている皆さんなので、これにスピード感が加われば、
さらに得点を伸ばしていけるものと思います。
だからこそ、スピード感を意識すること、それを大切にしてほしいと思います。

それにしても、人はちょっと意識を変えるだけで、こうも変わるんだなあとも思いました。
2時間目は私の言葉を聞いて、皆さんスピード感を意識したせいか、
より真剣な表情になっているのが見て取れました。
逆を言うと、「意識できないといつまでも現状のままだ」ということもできます。
だからこそ、皆さんの学習を見ていて気付いたことで必要なこと、
それをきちんと伝えられるようにしていきたいと思います。