当塾は３月から新年度が始めります。

個別の塾なので、生徒さんによってはすでに現学年の学習を終えていることもあるので、

そういった生徒さんたちは、３月からの新年度に合わせて、新学年の学習をスタートすることになります。

新３年生の数学はこの時期、乗法公式を学習します。

(x+a)(x+b)=……と板書をしながら説明していると、デジャヴュのように、１年前のことを思い出します。

１年前も同じようにして、私の方をしっかりと見ながら授業を受けてくれていた生徒さんがいたなあ…

そんなことを思い出します。

あれから１年、その生徒さんたちはこの塾を巣立ち、また新しい生徒さんと向き合っています。

卒業していった生徒さんたちへの惜別の思いと、

いま目の前にいる生徒さんたちに、今年もやったるで〜という気持ちと、

そしてまた新年度を迎えられた喜びと、

色んな感情が混ざります。

他の分野や他の教科でも同じように感じても良さそうなのですが、

何故か私は、この乗法公式を教えるときにそれを強く感じます。

こうして、１年ぶり３０回目の乗法公式の指導に入りました。

塾の先生としては、３０年目(アルバイト時代を含む)

この塾としては２０年目、２０期生の１年間始まります。

新しい生徒さんたち、

新しい講師たち